マンジャロって危険なの?
マンジャロは糖尿病治療薬として開発されましたが、近年はダイエット目的で注目されるようになり、その危険性が話題となっています。
結論として、医師の指導を守ったうえでの使用であれば問題ありません。
実際、国内で報告された死亡例は、いずれも投与が推奨されていない方でした。
いきなり5mg打っても大丈夫?
打ち忘れたら気づいたタイミングで打っていいの?
こんな悩みがある方に対しても、医師であれば健康状態を考慮したアドバイスが可能です。
この記事では、マンジャロの使用を迷っている人に向けて、安全に使用するための判断材料を提供します。
- マンジャロが危険といわれる理由
- マンジャロの副作用と危険性
- マンジャロを安全に使うための方法
\あなたに必要なケアは?/
目次
マンジャロ皮下注の危険性が話題になっている理由

マンジャロ皮下注は、近年体重減少効果に注目が集まり、ダイエット目的での使用が急増しました。ここに大きな問題が潜んでいます。
副作用が危険?
マンジャロ皮下注の副作用は、危険といえる深刻な副作用が存在します。
注意すべきは、まれに発生する重篤な副作用です。急性膵炎、胆嚢炎、胆石症などが報告されています。
確率は2%未満と非常に低いですが、強い腹痛や持続的な吐き気を伴う症状が発生する可能性があります。
日本イーライリリー社は重要な基本的注意として、下記の注意喚起をしています。
本剤の使用にあたっては、患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること。
医師の管理下で定期検査や症状チェックを行えば、多くのケースで早期に対処可能です。
大切なのは、副作用が出る可能性を正しく理解し、自己判断せずに医療機関に相談することです。
これが安全に使用するための前提条件となります。
死亡例がある?
確かに、マンジャロとの関連性が疑われる死亡例が国内で2例あります。
ただし、2例ともリスクが非常に高い人へ投与したことが原因でした。
- いずれも70代以上の高齢者
- 糖尿病患者が自己判断でマンジャロとインスリンを併用
- BMI23以下の痩せ型にもかかわらず使用
マンジャロの臨床試験は、主に中高年までの肥満体型の人を対象にしたものでした。
つまり、高齢者および痩せ型の人への安全性が証明されていないのです。
また、マンジャロをインスリンの代用として使うことは危険であると報告されています。
ここで重要なのは、死亡例はリスクの高い人に投与した場合のみであるということです。
マンジャロは強力な薬であるため、体調や状態によっては危険な結果を招くことがあります。
したがって、自己判断で使用せず、医師の指導を守ったうえで異変を感じたらすぐ相談する。
この基本を徹底することが、死亡リスクを限りなく低くする最善の方法です。
リバウンドする?
ダイエット目的でマンジャロを使う人が特に気になるのが「リバウンド」です。
実際、マンジャロの使用をやめると体重が戻るケースは珍しくありません。
海外の研究でも、服薬中に減った体重の一部が中止後に再び増えることが確認されています。
とはいえ、リバウンドを完全に防げないわけではありません。
治療中に食事管理、運動習慣改善といった基本的な生活習慣を整えることで、太りにくい体にすることができます。
つまり、マンジャロのリバウンドを防ぎたい場合は「投与+生活改善」が前提と考えるべきです。
マンジャロ皮下注で確認されている危険性

マンジャロ皮下注は糖尿病治療薬として有効性が認められています。しかし、適応外での使用や誤った使い方には深刻なリスクが伴います。
副作用の危険性
マンジャロで最も注意すべき点は副作用です。頻度が高い症状と、まれだが重篤な症状を区別して理解することが重要です。
消化器系
マンジャロが引き起こす一般的な副作用は、吐き気、嘔吐、下痢、便秘です。
SURPASS試験で確認された発生頻度はこのようになっています。
- 吐き気…約12〜18%
- 下痢…約10〜13%
- 便秘…約7〜11%
- 嘔吐…約4〜6%
消化器系の副作用は、打ち始めたころが一番症状が重く、徐々に軽くなっていくことが多いです。
急性膵炎
マンジャロ使用中にまれに急性膵炎が発生することが報告されています。
膵炎とは膵臓に強い炎症が起こる病気で、激しい上腹部痛や持続的な吐き気が特徴です。 放置すれば生命に関わる可能性があります。
しかし、発生頻度は0.5%未満と極めてまれな症状です。
胆のう、胆管系の異常
胆石や胆嚢炎、胆管炎が起こるリスクも指摘されています。
これは胆汁の流れが変化しやすいことが関係しており、強い右上腹部の痛みや発熱が出ます。
発生頻度は低く、2%未満です。
低血糖
特にインスリン製剤やスルホニル尿素薬と併用する場合、低血糖の危険性が高まります。
低血糖とは血糖値が異常に下がる状態で、冷や汗・手の震え・強い空腹感・意識障害といった症状を伴います。
適切な糖分摂取や速やかな受診が必要です。
アレルギー反応
発疹、呼吸困難、血圧低下などのアナフィラキシー反応がまれに発生することがあります。
急激に症状が進行するため、命に関わる危険性があります。
起きることはまれですが、異常を感じた場合はすぐに救急受診が必要です。
副作用一覧表
以下にマンジャロ皮下注で報告されている主な副作用を一覧にまとめます。
| 分類 | 主な症状 | 発生頻度 | 重症度 |
|---|---|---|---|
| 消化器系 | 吐き気、嘔吐、下痢、便秘 | 10〜20%前後 | 軽度〜中等度 |
| 急性膵炎 | 強い上腹部痛、持続的な吐き気 | まれ(1%未満) | 重篤 |
| 胆のう・胆管系 | 胆石、胆嚢炎、発熱、右上腹部痛 | まれ | 重篤 |
| 低血糖 | 冷や汗、手の震え、意識障害 | 併用薬ありで高頻度 | 重篤 |
| アレルギー | 発疹、呼吸困難、血圧低下 | 非常にまれ | 重篤 |
個人輸入品の危険性
マンジャロ皮下注は国内で医師の処方が必要な薬ですが、ネット上には個人輸入品を扱った販売サイトも存在します。
これらは粗悪品の可能性があり安全性が確認できません。偽造品や不純物混入のリスクがあります。
さらに、正規ルートで流通していない薬には使用期限や保存状態の問題もあり、効果が保証されません。
正規の医療機関を通さずに入手する行為は極めて危険です。
自己判断の危険性
マンジャロ皮下注でさらに危険なのは、医師の診察を受けずに自己判断で使用することです。
たとえば、早く痩せたいからといって2本同時に打つような判断は危険です。
実際に2本立て続けに打ったところ、激しい嘔吐が続き救急搬送された女性もいます。
このように、マンジャロを自己判断で使用するのは非常に危険です。
医師の指導通りに投与することが唯一の安全策です。
マンジャロ皮下注とは?

※画像はイメージです。
マンジャロ皮下注は、アメリカのイーライリリー社が開発した糖尿病治療薬です。2022年に米国で承認され、日本でも2型糖尿病治療薬として使われています。
基本的なメカニズム
マンジャロの最大の特徴は、GIPとGLP-1という2種類のホルモン受容体に作用することです。
血糖を下げるインスリン分泌を促進し、逆に血糖を上げるグルカゴンの分泌を抑制します。
さらに胃の内容物の排出を遅らせ、食欲を抑える作用もあります。
わかりやすく言えば、「血糖値を安定させる」と同時に「食欲を減らす」効果が一度に得られる薬です。
従来のGLP-1受容体作動薬にはなかった二重作用であり、強力な体重減少効果につながっています。
画期的なダイエット効果
臨床試験では、85kgの被験者がマンジャロ5mgを40週間投与したところ、合計で7kg減少したと報告されています。
また、別の調査では15mgの摂取を1年半続けたところ、20%以上の体重減少を実現したケースもあります。
具体的には、食欲が抑えられることで食事量が減り、血糖値も安定しやすくなる作用があります。
これは従来薬では実現できなかった成果です。
肥満治療目的では承認されていない
マンジャロは、美容目的のダイエット薬として承認されていないことを覚えておく必要があります。
日本での適応はあくまで2型糖尿病に限定されており、肥満治療に使用するのは保険適用外の処方になります。
マンジャロには確かに強力なダイエット効果があります。しかし、副次的なものにすぎないため、正式に肥満治療薬として認められたわけではありません。
誤解したまま安易に使うことは、健康被害を招く危険な行為です。
副作用を軽減するための対策

用量を段階的に調整する
まず取るべきは対策は、用量の段階的な調整です。
初期は週1回2.5mgで4週間、その後5mgへ移行するなど、効果と副作用を見ながら、増量すればリスクを抑えられます。
一方で、過度な吐き気や嘔吐などの副作用が出たら、いったん据え置きや減量を検討します。
もちろん、医師と相談の上で決めることが前提です。
生活習慣を改善する
マンジャロの副作用は食生活によっても変わります。
胃の動きを遅くする性質上、脂っこい食事や大食いは悪心・胃もたれを誘発しやすいからです。
・高脂肪食や早食いを避ける【吐き気対策】
・就寝前の食事は避ける【吐き気対策】
・食後に軽く歩く【消化の促進】
水分摂取を心がける
下痢・嘔吐が続くと、脱水から腎機能悪化につながります。
対策はこまめな補水です。
・少量頻回の補水、色や量で尿チェック
・強い嘔吐・激しい腹痛→中止して受診
避けるべき対象者

安全に使うために「禁忌(絶対に避ける)」と「慎重投与(条件次第で可)」を分けて判断します。
絶対に避けるべき人
次に当てはまる人は、マンジャロ皮下注を自己判断で使ってはいけません。
製造販売元より、明確に禁止・強い回避が示される状況が存在するためです。
- 成分に対する過敏症歴がある方
- 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、1型糖尿病の方
- 妊婦、妊娠の可能性がある方。
- 重篤なアナフィラキシー既往のある方 など
一つでも当てはまる場合は、絶対に使用をやめてください。
慎重に検討する必要がある人
次のケースは、使えるけど要注意な人です。
- 重い胃腸障害、すい炎の既往歴がある方
- 胆石、胆のう炎の既往がある方
- 糖尿病網膜症の既往歴のある方
- 腎機能が不安定/高齢で脱水になりやすい人。
- 経口避妊薬を使用中の方 など
安全に使用するために、「既往症・併用薬・手術予定」を初回診察で必ず申告しましょう。
マンジャロをおすすめできる方

以下は特に適していると考えられるケースです。
ほかのダイエット薬で痩せられなかった方
ほかのダイエット薬を試しても効果が得られなかった人は、マンジャロが最適かもしれません。
今までになかった高い体重減少効果を持つ薬だからです。
たとえば、従来のGLP-1薬では5%程度の減量しか効果が確認されていません。
しかし、マンジャロの臨床試験では15〜20%の体重減少が確認されています。
この効果は、ほかの薬で「もう痩せない」と感じている人にとって新しい選択しとなる可能性があります。
忙しくて運動の時間が取れない方
時間的制約で運動を継続できない人にも、マンジャロは有効な手段になります。
薬理作用により食欲が自然に抑えられ、食事量が減るため、運動不足でも体重減少を得やすいからです。
たとえば、仕事で長時間座りっぱなしの人や、小さな子どもの育児で運動習慣を持てない人でも、体重が減り血糖が改善した例があります。
もちろん、軽い運動を加えればさらに効果的です。
自力でダイエットが続かなかった方
繰り返し自己流ダイエットに挑戦して挫折した人にも、マンジャロは有効な支えになります。
食欲自体を抑えてくれるため、頑張らなくても食事量が減らせるからです。
たとえば、夕食後の間食によって失敗を繰り返してきた方でも、マンジャロの食欲抑制作用によって食事量を減らすことができます。
ホルモンの働きを補う薬を取り入れることで続けやすくなるのです。
関係学会からの注意喚起

マンジャロ皮下注は世界的に注目されている一方で、国内の医療機関や学会からは安全性に関する注意喚起が相次いでいます。
厚労省の注意喚起
厚生労働省は、マンジャロを含むGLP-1受容体作動薬の使用に対して警告を発しています。
現在製造販売されているGLP-1受容体作動薬の美容・痩身・ダイエット等の適応外使用については,有効性及び安全性が確認されたものではありません。
電子添文に基づく適切な使用がなされない場合には,思わぬ健康被害につながる可能性も否定できません。
引用元:厚生労働省『GLP-1 受容体作動薬及び GIP/GLP-1受容体作動薬の適正使用について』2023年
糖尿病以外の目的、特に美容目的のダイエット目的での使用については「安全性が確認されていない」と明言しています。
また、個人輸入や自己判断での使用を控えるよう呼びかけています。
糖尿病学会の注意喚起
日本糖尿病学会も、特に高齢者においてマンジャロ使用は危険性が高いと指摘しています。
2023年4月18日の発売開始後、特に高齢者において重篤な副作用が一定数認められています。
引用元:一般社団法人 日本糖尿病学会『マンジャロ®皮下注に関する重要なお知らせ』2023年
死亡例が出ているのも高齢者のみなので、一層の注意が必要です。
日本医師会からの注意喚起
日本医師会も、近年の「痩せ薬ブーム」に対して注意を促しています。
健康な人が医薬品を使用することはリスクがある
引用元:日本医師会常任理事『糖尿病治療薬等の適応外使用について』2023年
薬の適応や副作用について正しい知識を持たないまま使用すれば、かえって健康を損なう可能性があるとも指摘しています。
では安全に使うにはどうすればいい?

重要なのは「医師と相談しながら進めること」です。以下のポイントを守ることで、リスクを最小限に抑えることが可能です。
必ず診察を受ける
必ず専門医の診察を受けて使用することです。
重大な副作用を避けるために、糖尿病の診断や合併症の有無、ほかの薬との相互作用を見極めてから始める必要があるからです。
個人輸入での入手は、非常に大きなリスクを伴います。
重い副作用が出たら担当医師と相談
悪心、嘔吐、強い腹痛、視力異常など、重い副作用が出た場合も必ず担当医師に相談してください。
自己判断で薬を中止したり、放置したりすると症状が悪化する危険があります。
場合によっては命にかかわることがあるので、副作用が出たときの対処法は事前に指示を仰ぎましょう。
自己判断で使用を中止しない
副作用がつらいからといって、突然使用を中止するのは危険です。
薬の効果が切れると血糖値が急激に変動し、低血糖や高血糖のリスクが高まります。
調整は必ず医師の指導に従うことが必要です。
少量から開始する
副作用を最小限にするためには、少量から始めて体を慣らすことが大切です。
たとえ少量でも、使用初期には重い吐き気や下痢の症状が起こることがあるからです。
一般的には2.5mgからスタートし、数週間ごとに段階的に増量します。
症状が強い場合は増量を見送るなど柔軟な対応が推奨されます。
よくある質問

マンジャロの副作用に眠気はありますか?
マンジャロの副作用として眠気は報告されていません。
ただし、低血糖を併発した場合や、食欲低下による栄養不足が続くと、だるさや集中力低下を感じることはあります。
マンジャロの副作用に筋肉痛はありますか?
まれに筋肉痛が発症することがあります。
ただし、一時的なもので異常な痛みが出た場合は、念のため医師に相談してください。
マンジャロの副作用に頭痛はありますか?
頭痛はまれに報告される副作用の一つです。
血糖値の変動や脱水、食事量の減少が原因で起こることがあります。
マンジャロの副作用でかゆみがでますか?
注射部位のかゆみや発赤は、マンジャロ使用者の一部で見られる症状です。
これはアレルギー反応ではなく局所反応として軽度で収まることが多いです。
マンジャロの副作用でうつになることはありますか?
うつ症状は直接的な副作用として確認されていません。
ただし、食欲変化や体重減少、生活リズムの変化が精神的ストレスになる場合があります。
マンジャロは何がすごいのですか?
マンジャロは食欲抑制と血糖改善の両方を同時に達成できるので、従来の薬よりも体重減少効果が高い点が評価されています。
さらに週1回の注射で済む利便性も大きな特徴です。
マンジャロを使うと疲れやすくなりますか?
インスリンの分泌による低血糖により、疲れやすくなる可能性があります。
まとめ:自己判断での使用は危険。必ず医師の診察を受けましょう。

マンジャロ皮下注を安全に使用するためには、必ず医師の指導を受けることが不可欠です。
少量から始め、体調の変化を観察しながら段階的に調整することで、副作用のリスクを最小限に抑えられます。
副作用や体調の変化を感じたら自己判断で中止せず、速やかに医師に相談することが大切です。
正しい知識と医師の管理のもとで使うことで、マンジャロは健康的に体重管理や血糖コントロールをサポートしてくれます。
自己判断や安易な使用は避け、安全で効果的な利用を心がけましょう。
マンジャロについてもっと知りたい方は、こちらからお問い合わせください。誠心誠意ご対応させていただきます。
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