目次
はじめに:週1回 vs 毎日?マンジャロとサクセンダ、どちらを選ぶべき?
注目のGLP-1関連注射薬:マンジャロとサクセンダ
・2型糖尿病治療や、近年ではメディカルダイエット(医療痩身)の分野で注目される注射薬に、「マンジャロ(チルゼパチド)」と「サクセンダ(リラグルチド)」があります。
・どちらも血糖値の改善や体重減少効果が期待されていますが、その特徴、特に「注射の頻度」と「効果の強さ」には大きな違いがあります。
・「週1回の注射と毎日の注射、どちらが自分に合っている?」「ダイエット効果が高いのはどっち?」「そもそも何が違うの?」といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。
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マンジャロ vs サクセンダ 徹底比較
・本記事では、マンジャロとサクセンダについて、以下の点を中心に、どこよりも詳しく、そして分かりやすく比較解説していきます。
- 作用機序(効く仕組み)の根本的な違い
- 【大きな違い】注射頻度(週1回 vs 毎日)と利便性
- 効果の比較(血糖改善効果/体重減少効果)- データで検証
- 副作用の傾向と安全性
- 日本での承認状況の違い(糖尿病治療薬 vs 肥満症治療薬)
- 費用の比較(保険適用と自由診療)
- どちらを選ぶべきかの考え方
医師との相談の重要性
・どちらの薬剤も医師の処方が必要です。この記事で違いを理解した上で、ご自身の状況や目的に合った最適な選択をするためには、必ず医師との十分な相談が必要です。
1. 「マンジャロ(チルゼパチド)」とは? 週1回注射のGIP/GLP-1作動薬
まずはマンジャロの基本情報をおさらいします。
1.1. 特徴:GIPとGLP-1へのデュアル作用
・有効成分はチルゼパチド。
・世界初の「持続性GIP/GLP-1受容体作動薬」。
・血糖調節や食欲に関わる2つのインクレチンホルモン(GIPとGLP-1)両方に作用します。
1.2. 主な効果:強力な血糖改善と体重減少
・2型糖尿病に対する優れた血糖改善効果。
・臨床試験で示された顕著な体重減少効果。
1.3. 使い方:週1回の自己注射
・週に1回、決まった曜日に皮下注射します。
1.4. 日本での承認:2型糖尿病治療薬
・日本では「2型糖尿病」の治療薬としてのみ承認されています(2025年4月現在)。
・肥満症やダイエット目的での使用は適応外です。
2. 「サクセンダ(リラグルチド)」とは? 毎日注射のGLP-1作動薬
次に対象となるサクセンダの基本情報です。
2.1. 特徴:GLP-1受容体作動薬
・有効成分はリラグルチド。(※同じ成分で2型糖尿病治療薬としては「ビクトーザ」があります)
・「GLP-1受容体作動薬」に分類され、インクレチンホルモン「GLP-1」の働きを助けます。(GIPには作用しません)
・食欲抑制作用や血糖改善作用が期待されます。
2.2. 主な効果:食欲抑制による体重減少と血糖改善
・食欲抑制効果による体重減少が主な目的として期待されます。
・血糖改善効果もあります(ビクトーザとして糖尿病治療に使用)。
2.3. 使い方:毎日1回の自己注射
・毎日1回、決まった時間に皮下注射します。(マンジャロとの大きな違い)
2.4. 日本での承認:肥満症治療薬(※条件あり)
・サクセンダは、日本では「肥満症」(※BMIが35kg/m²以上、またはBMI 27kg/m²以上で特定の健康障害を有するなど、一定の条件を満たす場合)の治療薬として承認されています。
・ただし、保険適用ではなく自由診療で処方されるのが一般的です。
・単なる美容目的のダイエットには承認されていません。
3. 【徹底比較】マンジャロ vs サクセンダ:8つの違い
それでは、マンジャロとサクセンダを具体的に比較していきましょう。
3.1. 違い①:作用機序 – GIP作用の有無
- マンジャロ: GIPとGLP-1の両方に作用(デュアルアゴニスト)。
- サクセンダ: GLP-1のみに作用(シングルアゴニスト)。
【ポイント】
・このメカニズムの違いが、効果の強さ(特に体重減少)に差を生む主な要因と考えられています。
3.2. 違い②:注射頻度と利便性 – 週1回 vs 毎日【大きな違い】
- マンジャロ: 週に1回の注射。
- サクセンダ: 毎日1回の注射。
【ポイント】
・注射頻度は、治療の継続しやすさ(アドヒアランス)やライフスタイルに大きく影響します。
・週1回のマンジャロは、毎日の注射が負担に感じる方にとっては利便性が高いと言えます。
・一方、毎日のサクセンダは、日々の体調に合わせて微調整しやすいと感じる方もいるかもしれません(ただし用量調整は医師の指示)。
3.3. 違い③:体重減少効果 – どちらがより「痩せる」?データ比較
【臨床試験データから見る比較】
・直接比較試験はありませんが、それぞれの肥満・過体重者を対象とした臨床試験(マンジャロ:SURMOUNT試験、サクセンダ(リラグルチド3.0mg):SCALE試験)の結果を比較すると、一般的にマンジャロ(高用量)の方がサクセンダ(3.0mg)よりも平均体重減少率が大きい傾向が示されています。
– 例:マンジャロ(15mg)で約21%減 vs サクセンダ(3.0mg)で約8%減(※試験デザインが異なるため単純比較はできませんが、差は大きいと考えられます)。
【結論】
・より強力な体重減少効果を期待する場合、データ上はマンジャロの方が有利である可能性が高いです。
・ただし、繰り返しになりますが、効果には個人差があり、副作用の忍容性も考慮する必要があります。
3.4. 違い④:血糖コントロール効果(2型糖尿病)
・両成分とも血糖改善効果がありますが、臨床試験データからは、マンジャロ(チルゼパチド)の方がリラグルチド(サクセンダ/ビクトーザの成分)よりも強力なHbA1c低下作用を示す傾向があります。
・2型糖尿病治療においては、マンジャロがより効果的な選択肢となる可能性があります。
3.5. 違い⑤:副作用の種類と傾向
- 共通する主な副作用: どちらも吐き気、嘔吐、下痢、便秘などの消化器症状が最も一般的です。投与初期や増量時に出やすく、徐々に慣れることが多いです。
- 頻度や程度の違い: どちらの副作用が強く出るかは個人差が大きいです。マンジャロの方が効果が強い分、消化器症状も強く出る可能性があると感じる方もいるかもしれません。
- 注射部位反応: 毎日の注射であるサクセンダの方が、注射部位の赤みや腫れ、かゆみなどが気になる可能性があります。
- 重大な副作用: 低血糖(併用時)、急性膵炎、胆嚢関連事象などのリスクは、両薬剤クラスに共通して注意が必要です。甲状腺髄様がんリスクの注意喚起も同様です。
3.6. 違い⑥:日本での承認されている効能・効果【重要】
- マンジャロ: 2型糖尿病のみ(2025年4月現在)。
- サクセンダ: 肥満症(一定の条件を満たす場合)のみ。
【ポイント】
・ダイエット目的(承認された肥満症以外)でマンジャロを使うのは適応外。
・2型糖尿病治療目的でサクセンダを使うのも適応外(同成分のビクトーザを使用)。
・この「承認適応の違い」は、保険適用の可否や処方の妥当性を考える上で非常に重要です。
3.7. 違い⑦:費用(保険適用と自由診療)
- マンジャロ:
- 2型糖尿病:保険適用(自己負担1~3割)。月額1万円強~(用量による)。
- ダイエット目的:自由診療(全額自己負担)。月額3万円~10万円以上。
- サクセンダ:
- 肥満症治療:承認適応内でも自由診療となるのが一般的。月額3万円~6万円程度が相場か?(クリニックにより大きく異なる)。
- (参考)ビクトーザ(同成分の糖尿病薬):保険適用(自己負担1~3割)。
【ポイント】
・ダイエット目的の場合、どちらも自由診療で高額になりますが、マンジャロの方が高用量になるほど高価になる傾向があります。
・糖尿病治療の場合、保険適用下での比較が必要です。
3.8. 違い⑧:薬剤の持続性
- マンジャロ: 半減期が長く、週1回の投与で効果が持続。
- サクセンダ: 半減期が比較的短く、毎日の投与が必要。
【表1:マンジャロ vs サクセンダ 比較サマリー】
| 項目 | マンジャロ(チルゼパチド) | サクセンダ(リラグルチド) | 主な違い |
|---|---|---|---|
| 作用機序 | GIP/GLP-1 デュアル作動 | GLP-1 作動 | GIP作用の有無 |
| 注射頻度 | 週1回 | 毎日1回 | 利便性で大きな差 |
| 体重減少効果(平均) | より強い傾向 | 中程度 | 効果の強さ |
| 血糖改善効果(平均) | より強い傾向 | 中程度 | 効果の強さ |
| 主な副作用 | 消化器症状など | 消化器症状、注射部位反応など | プロファイルは類似 |
| 日本の承認適応 | 2型糖尿病 | 肥満症(条件付) | 目的で承認薬が異なる |
| 費用(自由診療) | 比較的高価(特に高用量) | 比較的高価 | 用量・クリニックで変動 |
4. ダイエット目的での使用について:承認状況と注意点
両薬剤とも体重減少効果があるため、ダイエット目的での使用に関心が集まっていますが、注意が必要です。
4.1. 日本での肥満症治療薬としての位置づけ
・繰り返しになりますが、マンジャロは日本では肥満症治療薬として承認されていません。ダイエット目的の使用は適応外です。
・サクセンダは肥満症治療薬として承認されていますが、適用されるのはBMIや合併症など一定の医学的基準を満たす「肥満症」の患者さんであり、単なる美容目的の痩身ではありません。また、多くの場合自由診療となります。
4.2. 適応外使用のリスクと自己責任
・マンジャロを適応外でダイエット目的に使用する場合、保険適用外の高額な費用がかかるだけでなく、その目的での長期的な安全性や有効性は未確立であること、万が一の副作用時に公的救済制度の対象外となる可能性があることなどを理解する必要があります。
4.3. 自由診療での費用負担
・どちらの薬剤も、ダイエット目的(または承認基準外の肥満症治療)で使用する場合は自由診療となり、継続的な費用負担が発生します。月額数万円以上の負担が続くことを覚悟しなければなりません。
4.4. 必ず医師の診断・指導のもとで
・体重減少を目的としてこれらの薬剤の使用を考える場合でも、自己判断は絶対にせず、必ず医師に相談してください。医師は、医学的な必要性、他の減量方法の選択肢、副作用のリスク、費用などを総合的に評価し、あなたにとって本当にこの治療が必要か、安全に行えるかを判断します。
5. どちらを選ぶ?マンジャロとサクセンダ選択のポイント
もし、医師との相談の上で、マンジャロかサクセンダのどちらかを使用することになった場合、選択のポイントとなるのは何でしょうか。
5.1. 注射頻度の好み:週1回 vs 毎日
・これは非常に大きな選択基準です。毎日の自己注射が苦にならないか、それとも週1回の方が生活スタイルに合っているか。治療を継続する上で、利便性は重要です。
5.2. 期待する効果のレベル:より強力な効果を求めるか
・より大きな体重減少効果や血糖改善効果を期待するのであれば、データ上はマンジャロの方が有利と言えます。ただし個人差はあります。
5.3. 副作用への懸念・忍容性
・どちらの薬剤も消化器系の副作用が起こりえます。過去の薬剤経験や体質などを考慮し、どちらが自分に合いそうか、医師と相談しましょう。
5.4. 費用面の許容度
・自由診療の場合、一般的にマンジャロの方が高価になる可能性があります。継続可能な費用かも重要な判断材料です。
5.5. 承認状況(適応)を重視するか
・「承認された効能・効果」の範囲内で治療を受けたいと考えるか、医師の判断のもとで適応外使用も選択肢に入れるか、という点も考慮が必要です。
5.6. 医師との相談による最終決定
・最終的には、これらの点を全て踏まえ、医師と相談し、個々の状況に最も合った薬剤を選択することが大切です。「どちらが絶対的に良い」という答えはありません。
【まとめ】注射頻度と効果に大きな違い、目的と状況に合わせて医師と相談を
マンジャロ(チルゼパチド)とサクセンダ(リラグルチド)は、共にGLP-1受容体に作用する(マンジャロはGIPにも作用する)注射薬ですが、その特徴には明確な違いがあります。
【主な違い】
- 作用機序: マンジャロ(GIP/GLP-1) vs サクセンダ(GLP-1)
- 注射頻度: マンジャロ(週1回) vs サクセンダ(毎日1回)
- 効果(体重減少・血糖改善): データ上はマンジャロの方が強力な傾向
- 日本での承認: マンジャロ(2型糖尿病) vs サクセンダ(肥満症※条件付)
- 費用(自由診療): マンジャロの方が高価になる傾向
特に「週1回か毎日か」という注射頻度の違いと、期待される効果の強さの違いは、薬剤を選択する上で大きなポイントとなるでしょう。
しかし、どちらの薬剤を選択するにしても、それは医学的な判断に基づいて行われるべきです。ご自身の健康状態、治療目的(糖尿病なのか、医学的に必要な減量なのか)、ライフスタイル、費用負担能力、そして各薬剤のリスクとベネフィットを総合的に考慮し、必ず信頼できる医師と十分に相談した上で、最適な治療法を決定してください。
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当クリニック(ウェルビーイングクリニック)では、マンジャロをはじめとする各種メディカルダイエット治療薬に関する豊富な知識と経験に基づき、患者様一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングと、安全性を最優先した治療計画のご提案を行っております。どの治療法がご自身に合っているか、まずはお気軽にご相談ください。
| メニュー(マンジャロ・リベルサス) | 価格 |
|---|---|
| マンジャロ 2.5mg(1本1週間) | ¥5,000 |
| マンジャロ 5.0mg(1本1週間) | ¥9,000 |
| マンジャロ 7.5mg(1本1週間) | ¥15,000 |
| リベルサス 3.0mg(7錠1週間) | ¥2,100 |
| リベルサス 7.0mg(7錠1週間) | ¥4,666 |
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